言語聴覚士のセミナー

言語聴覚士向けのセミナーとして、嚥下と姿勢の関係を学ぶものがあります。
嚥下機能と姿勢は大きな関係があることが分かっており、頸部アライメントや舌のポジショニングをはじめ、呼気の促進や咀嚼機能などは姿勢アライメントの影響が強くなります。その為、在宅や施設においては、セラピストによるケアプランよりも、言語聴覚士による姿勢指導が嚥下改善に寄与すると言えます。セミナーにおいては、専門家による嚥下のための姿勢評価や姿勢へのアプローチ方法についてレクチャーが行われ、具体的な実践方法も指導されます。



実技を通して、背臥位や座位における姿勢の観察評価につなげていきます。
また、セミナーではSTなどの訓練効果を高める姿勢のセッティング方法も学べるので、現場に戻ってから他の理学療法士などにアドバイス出来ます。

言語聴覚士を対象としたセミナーでは、現場の実情を水平展開する機会ともなるので、お互い活発に意見交換することも大事です。



また、レクチャー中は疑問点をその場で聞くことができるので、日頃の疑問を解決する場となります。


一般的に、病院や施設ごとにリハビリの考え方が異なっており、治療手技や理論にも偏りがあります。

そうした事に疑問を抱く医療スタッフも多く、様々な理論や技術を幅広く紹介共有できる場が必要になっています。



それぞれの良い部分を活用することで、患者に対してよりよいリハビリや医療を提供できる様になるわけです。

実際に、長期療養生活を続けていたADL全介助患者に、全身の筋緊張を施すポジショニングを行なった時、拘縮が改善して端座位や自立が可能になりました。

そして、3週間後には摂食嚥下訓練を受けられるまでに改善しました。